2学期以降、高校受験生は数々の試験の嵐に遭遇します。中間・期末テスト
や学校で行われる「実力テスト」(三者面談の材料にされます)、そして
校外で受験する「会場模試」です。
普通に考えても1ヶ月に一度以上は必ず試験がある計算です。しかし、ただ
闇雲に試験を受ければ良いという訳ではありません。それぞれの試験には
特徴があることを知っておくべきですね。
埼玉県で代表的な会場模試としては「北辰テスト」があります。
最近よく言われているのが北辰テストと公立入試問題との乖離です。
どちらかといえばこの北辰テストは私立高校向けの模試だと言えます。
実際、県内私立高校の「カクヤク」は12月までの北辰テストの偏差値で
ほぼ決まってしまいます。
と、言うことは私立高校の受験は12月までで決着してしまう(難関校を
除いて)訳ですね。
北辰テストの今後の日程は
第4回9月2日(日)
第5回10月7日(日)
第6回11月4日(日)
第7回12月9日(日)
志望校確認テスト(公立入試タイプ)1月27日(日)
次に「UPテスト」です。こちらは公立受験向けの会場模試と言える
でしょう。問題傾向なども公立受験にそっくりにできています。
公立受験への腕試しが目標ならばこちらの方が良いかもですね。
UPテストの今後の日程は
第1回8月26日(日)(実施済み)
第2回9月23日(日)
第3回10月28日(日)
第4回12月2日(日)
第5回1月13日(日)
最後に「駿台模試」です。これは学力上位の中高一貫校在籍者を対象と
したハイレベルな記述模試です。私立難関高入試を目標にしている生徒
向けと言えます。
難関校を目標にしているならば、力試ししてみるのも一手ですね。
今後の日程は
11月4日(日)
中学での定期試験との兼ね合いもありますので、無闇に受験する必要は
ありませんが、常に「現在の実力」を測る目安としてこれらの試験を利用
すべきですね。
以前指導していた生徒で、そこそこの実力はあるのに会場で模試を受験
してくると点が取れない生徒がいました。
聞いてみると、「ボーっとしちゃうんだよね><」との返事。
プレッシャーに弱いタイプなら、本番まで予行演習として会場模試を
受験するのも良いかもです。
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