ネットの記事でおもしろいものを見つけましたのでご紹介です。
「nanapi.jp」というサイトで英語の文法についてわかりやすく説明して
います。ちょっと引用してみます・・・
皆さんおなじみの、未来形表現「will」と「〜be going to」。
中学校の英語の授業ではいずれも、「(未来で)〜するつもりだ」という意味
だと教わりませんでしたか?そしてwillと〜be going toどちらを使って
も同じ、と。
しかし、この二つの単語には実は根本的なニュアンスの違いがあります。
同じように使っても大間違いではありませんが、微妙な意図のズレが生じます。
今回はそのニュアンスを考慮した上での使い分け方をご紹介します。
ポイント
大まかに言うとwillは話しをしている(主語になっている)人物の意志、
〜be going to は計画された客観的未来だということを覚えておいてください。
これだけだと非常に抽象的なので、詳しく説明しますね。
willとは
willを使う場合、その内容の発信源は話し手の意志なのです。なので、
たった今下したとっさの判断などにはwillを使うことができます。
「よし、(これから)やるぞ」といった主観的な意志といってもいいかもしれません。
「奇麗な夜景が見える場所があるんだよ」と言われて「今夜行ってみるよ。
(I will go there tonight.)」と答える。「そうやってみたらどう?」
と提案されて「やってみます(I will try.)」と答える。いずれもwillが有効です。
動作主の「強い意志」はwillの持っている大事なニュアンスです。有名な
「We will rock you.」のフレーズも、「揺るがして(rock)やるぜ!」
という意志があってこそのwill。
ちなみに、「will」は名詞の「意志」としても使われます。
【例:「Where is your will? (君の意志はどこにあるんだい?)」】
また、willの二つ目の意味、「~だろう」という推測の意も忘れてはなりません。
これは、後の【例】の項目でまた補足します。
〜be going toとは
〜be going toは話している人物の意志よりも、以前からその内容が決まって
いたり、話し手の意志とは関係なく起こるという意味合いを含みます。意志と
は別に流れている事実とも言えます。
なので、もし「奇麗な夜景が見える場所があるよ」と言われて
「I’m going to go there tonight.」と答えれば、それは答えた側も
以前からその場所を知っていて、何らかの行く計画が成されていたことになるのです。
もしくは、本人の意志とは関係なく行かなけらばならないのでしょう。
この場合、「I will go there tonight.」が話し手の率直な意志を含む
のに対し、「I’m going to go there tonight.」には客観性や計画性が
感じられます。
また、友人と話している際に中座し、「I’m going to go to the bathroom.」
(トイレに行ってくる)と言えば、本人の意志とは関係なしに、生理現象なので、
ただ「行ってきます」と述べるニュアンスになります。
例
それでは、この二つの単語の使い分けをシチュエーションごとに見て
いきましょう。
例1:「今夜パーティがあるんだよ!来ない?」などと誘われ、
「行くよ」と答える場合。 「I will come.」が自然。
誘われた現在の意志なので、シンプルに「I will come.」
「I’m going to come.」だと「え、今誘ったのにいつから決めてたの!?」
という印象も与えかねません。
例2:「明日の天気は?」と聞かれ、「明日は雨だよ」と答える場合。
「It will rain tomorrow.」→一般的に、”明日雨だろう”、と答えて
います。ニュースなり空模様なりから判断できたのでしょうね。天気は当日
になってみないと実際に分かりませんので、推測の表現になります。
助動詞「will」には,「~だろう」という推量を表す用い方があるので、
「It will rain」は「雨が降るだろう」と訳すことができます。天気の
場合はこの訳の方が自然ですね。
「It is going to rain tomorrow.」→既に得ていた情報により、事実
として明日は雨であることがわかっていたニュアンス。大型低気圧でも接近
の軌道にあるのでしょうか。
例3:「宿題はいつやるの?」と聞かれ「今夜やるんだ」と答える場合。
「I will do it tonight.」→「やるよ!やるのさ!」という意志も感じ
られますが、本当にやるつもりだったのかは定かではありません。
「I’m going to do it tonight.」→「今夜やるつもりだよ」と、事前
にスケジュールが組まれていたような、計画的な返答。
例4:ターミネーターが、去り際に「また戻る」と言う場合。
「I’ll be back.」→戻って来てくれる意志も感じられ、自然です。
カッコイイです。
「I’m going to be back.」→「いゃ元々戻るつもりでやってますから!」
というような、胡散臭い決め台詞。
(↑ここまで引用です)
こんな感じの内容で、わかりやすくておもしろいので、興味のある方は
ググってみてください。
「nanapi.jp」でサイトを開いたら、「語学・学習」から英文法を探すと
出てきますよ。
実はこれと同じ内容を受験生に教えていたので(ちなみにわたしは最後の
ターミネーターの例がツボでした)「ふ~ん」と感心し、紹介してみました(笑)
夏休み後半、生徒たちは今、必死に頑張っています。