新聞報道によると、2014年度の「不登校生」の数は122902名で、昨年より
3285名増えていたようです。
「不登校」とは、「病気」や「経済的理由」以外で年間30日以上欠席した生徒
で、小中学校では2年連続で増加しました(文部科学省の学校基本調査)。
不登校はこれまで5年連続で減っていたのですが、昨年から増加に転じ、
全小中学生では1.21%(82名に1名)でした(最高は2001年度の138733名)。
特に小学生は25866名(1691名増)と、全児童に占める割合が0.39%(255名に
1名)で、過去最高でした。
また、中学生は97036名(1594名増)で全中学生に占める割合は2.76%(36名
に1名)でした。
増加の理由としては、フリースクールなど学校以外の居場所が増えてきて、
「無理に学校に行かなくても良い」状況になっていることもありそうです。
個人的な意見ですが、「受け入れ先」の充実をはかるよりも、不登校が起き
ることを防ぐ対策をすることの方が大事な気がします。
面倒な事には蓋をしてしまうという傾向が学校にはあると、家庭教師をしつ
つ生徒たちから直接話を聞いていると浮かび上がってきます。
メンタル面を鍛える教育も取り入れてみたらどうなのか、と最近は考えてい
ます(テニスの錦織選手を見たりすると)。
いずれにしろ、由々しき事態ですね。