生徒の指導の帰りの車の中で、某国営放送をラジオで聞いていました。
俳句の番組でしたが、その中で・・・
俳句の読み解き方は人それぞれで構わない。良し悪しは読んだ人がそれぞれ
感じれば良い、ということが言われていました。
まったくその通り!
ですが・・・
中学の国語の授業では何をやっているかといえば
この俳句は作者某が○○○な状況で×××な感情を詠んだもので、△△△
という感情を読み取らなければならない。
この短歌は(以下同文)
この詩は(以下同文)
おまけにそれをご丁寧にプリントで渡し、暗記しろと強要する。
これで生徒に文学を楽しめという方が無理ですよね(苦笑
テストもそうです。
文法の問題で100点中40点、漢字で20点・・・
もっと大事なことがあるのではないでしょうか。
その証拠に国語の成績が良くない生徒は活字の量を見ただけで拒否反応。
国語は全然おもしろくない、あるいは嫌いという返事が多いのです。
確かに受験に対しては知識も必要でしょう。
ですが、その前に国語という教科の魅力を伝えてほしいものです。
そんな事を考えさせる番組でした。
読解力がないと数学や社会などでの長文の問題が苦手になります。また英語も英問英答ではないので、英訳和訳ともに国語力が必要です。
小説の作者はなぜこう表現したか、も解答は一つでない場合もあるのですが。