ここしばらくマスコミ報道で大学医学部の不正入試問題について
触れられていました。
要点は
これらのことのようです。
このうち一番大きな問題点は④かもしれません。
日本は「男女平等」な社会のはずです。これが否定されていることは
やはり受験をした学生たち、その家族にとって納得はできないでしょう。
①と②についてもやはり「不平等」ではないでしょうか。
どうしても医者になりたくて頑張っている人の努力を無碍に扱っている
気がします。
⑤については「私立」であれば地元優先してもしかたないという解釈も
充分あり得ますし、③についても大学出身者の子女であれば多少優先され
るケースも致し方ない気もします。ただ、あくまでもこれを行うのであれ
ば特別に「枠」を設けて行うべきな気がします。その上で平等な合格者
数を提示していれば良いのではないでしょうか。もっとも、「地域枠」
がありながら、それを一般の受験者や特定の受験者に「流用」していた
ケースもあったようですが…。
さて、問題のあった大学の医学部では「追加合格」という形の措置をとる
ところが多いようです。ただ、そのことで今後大きい割を食うのが今年や
来年の受験生たちになるかもしれません。「追加合格者」を出す代わりに
新年度の合格者の「枠」を縮小するケースがあるからです。
このような「後の世代にしわ寄せ」的な発想をいつまで私たちの国や先人
たちは繰り返すのでしょうか。かなり心配です。