さて、これまでの大学合格者数と関連して大学生への仕送り額が過去最低
になったという新聞記事が先月紹介されていました。
首都圏の私立大学に通う下宿をしている生徒への仕送り額が、16年連続
で減少し平均月額85700円と過去最低になったという記事です。
これは家賃平均額を引いた生活費が1日平均790円となり、アルバイトを
しないと生活するのは厳しいという現実を示しています。
学費は上がる、家庭の収入はなかなか増えないというジレンマが学生にも
影響を与えています。
学生の本分は学業にある、というのは真実ですがある程度の生活ができ
なければ必然アルバイトに力を入れざるを得なくなるのも仕方がない気が
します。
特に兄弟姉妹のあるご家庭では家計を圧迫し、結果として兄弟姉妹の
どちらかがにしわ寄せがくるという事実もよく目にします。
国家の将来を担う若者が学ぶ環境を少しでも良くすることができるよう、
良い知恵が浮かぶといいのですが。