今回は昨日行われた東京農大三高(中学も)の説明会についてです。
特筆すべきは高校部から併設校である東京農大及び東京情報大への入り易さ
ですね。全体での順位が8割以内に入っていれば、東京農大への進学はほぼ
確実だそうです。昨年度も100名が進学しています。
東京農大・・・理系で言えば簡単に入れる大学ではないですよね。
そしてもう一つ、父母向けの進学相談会での明確な応対です。
農大三高ではSSC(スーパーセレクトコース)、特進、総進、アスリート
の4つのコースがあります。それぞれ1、2学期の5科の評定、北辰テスト
の偏差値などで数段階の基準が決められていて、その基準に達している場合
には「ほぼ合格」とはっきりと言ってくれます。
ちなみに平成21、22年度入試ではこの場合、100%合格しています。
また基準ごとに、そのコースでは無理でもその下のコースへのスライド合格
できますので、安心して受験に臨めます。
教育内容としては週5回7時限授業を行っており、これは公立高校の約1.5
倍の授業時間です。
さらに進学カリキュラムをパッケージ化した「勉強クラブ」(名前は生徒
からは不評らしいです)が週3回活動しているそうです。
昨年度実績で言えば、国公立17名、早慶上智14名、G-MARCH33
名合格しています。SSCでは現役合格率91.7%です。
かなり良い結果を残していますね。
一方中学部は平成21年度、埼玉県で9番目の中高一貫校として誕生し、
初年度155名(5クラス)、今年は96名(3クラス)入学しています。
今年少なかったのは昨年の合格者が多かったためで、人気が下がっている
わけではありません。
受験機会は4回あり、第1回入試は大宮・川越の2箇所で午後入試です。
入試問題の正答率を見ると、算数の問題(比の問題)ができている・でき
ていない生徒ではっきりと合否が別れているところから、対策をきちんと
していれば合格する可能性を高めることは可能ですね。
「実学キャリア教育」「21世紀を担う国際人」等を目指し、かなり力を
入れて生徒を育てようとしており、選択肢の一つとしてお勧めの学校と言
えます。
キャッチフレーズが「究理探新」(きゅうりたんしん)
さすが・・・農大(笑