沖縄県の竹富町教育委員会が、採択地区の決定と異なる教科書を使っている
問題ですが、かなり揉めているようですね。
地区の協議会が保守色(笑)が強いとされる育鵬社版の中学公民教科書を
選定したことに反発して、独自に東京書籍版を採択し使用しているようです。
どうやら内容的には先の大戦後の沖縄駐留米軍基地に関してらしいのです
が、TV等の報道を見る限りほんの一部の表現の違いにこだわっている様子。
国と町の話し合いで、育鵬社版の無償配布を受けた後、東京書籍版を「副教材」
として使う形にすれば違法状態は解消できるという形でまとめようとしている
みたいですが、むしろそれは竹富町だけを「特別」に扱うことになるのでは?
これって「公民」の教科書ですよね?
憲法や政治、国民の権利や義務を教える教科の教科書を選ぶのに、「不公平」
を認めるのが解決なのでしょうか?
これは単に竹富町の社会科の教師が、プリントを作成して生徒に授業すれば
良いだけなんじゃないだろうか、と思うのは私だけ?
ニュース、新聞にこれが報道されている、ということは対象の生徒達や父兄
がそれを目にしているということにその教育委員会は気づかないのでしょう
か・・・
個人的な感想でした。