新聞報道で、現在小中学校で週2時間程度実施されている「総合的な学習の時間」
に積極的に取り組む学校ほど全国学力テストの結果が良く、学習意欲も高かったと
いう結果が出ていました。
2002年度から本格導入された総合学習ですが、脱「ゆとり教育」の観点から主要
教科の授業時間増に伴って授業時数が削減された経緯があります。
ところが今回このような結果が出たことから、専門家からは「学力、意欲向上のため
にも時間を増やすべきだ」との指摘が・・・。
実は、経済協力開発機構(OECD)が、加盟国・地域を中心とした15歳の生徒を
対象に3年ごとに実施する学習到達度調査(PISA、読解力・数学活用力・科学
活用力の調査)で、日本は09、12年と上位の成績でしたが、この結果を出した
生徒たちは「小学校段階から総合学習を学んできた生徒だった」とのことで、
OECDもその結果に注目しているということです。
なんか日本という国の教育を担っているお偉方は、かつてのつめこみ教育は良く
ないからゆとり教育だ、とか、総合教育が果たして学力向上に役立つのか?とい
うことで時間を減らしてみたりと頓珍漢なことをやらかす癖があるようで、他の国は
冷静にかつて日本が行ってきたやり方を真似たりしてるのを見ていると、「皮肉」
を感じざるを得ませんね。