さて、私立高校の入試まであと2週間弱となり、只今生徒たちは過去問に
取り組んでいます。
ある生徒がさいたま市内のA高校を受験するのでその過去問を解いている
のですが、もっと多くの問題数をこなしたいということで、B高校やC高校
の過去問も一緒に購入されたご家庭があり、生徒と一緒にやっています。
この3校、偏差値的に大して違いはなく、「カクヤク」の基準もほぼ同じ
なのですが、問題を解いてみると各校で全然違っています。
(それぞれ独自の問題なので当然ですが・・・)
国語では、やたらと難解な長文を読解させようとするところと、むしろ
漢字や語句に重きをおいていたり、知識問題を重視するところがあります。
大体慣用句やことわざ、文学史の知識は必要です。
数学では、全体的に公立レベルのやや上の難度ながら、素直に解答でき
るところと、「これは絶対手が出ないでしょ」的な問題を後半に並べて
くるところ、そして比較的序盤からややひねった聞き方を強いてくる
「いかにも私立」的なところなど様々です。
英語では、比較的読みやすい長文問題と設問の中に選択肢を与える傾向
が高いところ、逆に徹底的に書かせようとするところ(少ないですが)
など分かれます。マークシート化が進んでいるので、選択させる問題が
多いのでは。一方やたら難しい長文問題を並べ「解かせる気ないでしょ」
と言いたくなるところもあります。共通しているのは熟語・連語をある
程度抑えていないと点数が伸びないことと、発音・アクセントで悩む
問題が必ずあることでしょうか。
対象の生徒が受験する学校の過去問を一度解かせ、そのできを見ながら
他校の類似問題や、その学校よりやや難易度が高めな学校の問題から
解かせています。
そして試験前に志望校の過去問を一気にやり込み、「意外とできるじゃん」
的な感覚を持たせてあげようと・・・(結構こっちも必死です(笑)
まあ・・・「カクヤク」を得てる時点で当日余程ひどい点を取らなければ
ほぼ合格するだろうことは内緒・・・。
とにかく、嬉しい結果を得てほしいものです!