埼玉県教育委員会から2月20日及び志願先変更後の2月26日段階の公立
高校入試の倍率が発表されています。
2/20時点と同様、理数科、外国語科の倍率が高くなっていますね。
理数科の全て、外国語科は蕨、和光国際、南陵、坂戸、不動岡と、設置して
いる高校8校のうち、5校が上位30位以内、他も1.00倍を上回っています。
理数系、語学系人気の高まりが見られます。
また、いわゆるトップ校の浦和、大宮、川越、川越女子、春日部、不動岡
などの倍率は昨年を上回り、「安全志向」からの回帰が伺えます。
今年の傾向は、中堅校から上で全体的に倍率が一様に高いことです。
昨年の倍率と比較すれば歴然としていますね。更に昨年と比べ、定員割れ
の学校が少ないことです。底辺校でもあまり定員割れは見られません。
今年の公立受験は厳しい、と言わざるを得ません。
また、出願から出願先変更時までに人数が動いた学校を、増加・減少校それ
ぞれ10校抽出してみました。
八潮南は全員合格かと思われていたのが一転、厳しい受験に変わってしま
いました。逆に久喜工業や浦和工業の電気科などは危険を感じた受験生が
大きく移動し、逆にゆるやかな受験に変わっています。志願先の動向に
関しては、ある程度の予測をしつつ、注意して見ておかなければいけない
ですね。
いずれにせよ3月4日には本番の受験です。受験生の皆さんはこれまで
頑張ってきた成果を発揮して、合格を勝ち取ってください。
公立音楽科の3校が人員割れでした。
私の記憶では、はじめての出来事です。