4月26日11:00より大宮開成中学・高校の入試報告会がさいたま市大宮区の
ザ・ロイヤルダイナスティで行われ、参加してきましたので報告します。
今回200名くらいの塾関係者が出席していました。
初めの山中校長の挨拶の中で、25年度入試で高校部の実績として現役の
京都大合格1名及び8名の医学部合格者を出したことが紹介されました。
いずれも中高一貫部の生徒なのが注目です。また、国公立大合格者数が
昨年より3名増の63名、早慶上理、G-MARCHの主要私大10校の合格者数が
昨年より100名増え計397名という実績を出したことが紹介されました。
山中校長は福沢諭吉の「独立自尊」という言葉を使って、今後更に高い
目標を目指すことを挙げています。その方法として教師の質の向上、生徒
の自学習の重要性に触れていました。
中学入試では受験者数が1106名で昨年より18%減、実質倍率1.52倍
(昨年1.56倍)で、数字的には「想定内」だったようです。強調していた
のが、1月10日入試が他県の生徒のお試し受験になることもあり、受験者
数も多くレベルも上がるので良いことだということでした。一貫部では
前述の成果を出しており、かなり自信を深めていました。
一方高校部は2301名受験で合格者数2217名、入学者数479名で歩留り率
15.2%(昨年14.8%)でした。23年・24年と定員を超えていることから、
特進選抜国立Ⅱ類の基準引き上げなどを行い、ほぼ予想通りの入学者数に
留めたようです。不合格者数84名はいずれも事前でのカクヤクが取れて
いない生徒だったという事ですので、志願者は事前相談での基準クリア
が絶対条件と言えるでしょう。
事前相談時のコースより上のコースで合格するアップ合格者数は、昨年
の50名から150名と3倍になり、本番までの期間中に努力した生徒が多
かったと評価していました。
今後は国公立合格者数をより増やすべく目標設定していくが、相馬教頭は
国語・英語の読解について「一般教養のある生徒が読解力が高い」という
ことを指摘していました。普段からの情報取得が重要で、自分を高める意識
がないと難しいということでしょう。
1年から3年に進級するにつれて、最初国公立大志望者が67%、理系希望者
が55%なのに対し、3年になるとそれぞれ39%、40%と低下し、ここ数年
この数値はほぼ変わらないとのことでした。
今後中学部の学校説明会は7/6(土)から、高校部は8/3(土)から順次
実施していくとのことです。予約は必要ありませんが、詳しくは同校の
HPなどで確認してください。
今後も各校の説明会情報を紹介していきます。
Continue reading “大宮開成中高報告会”