大学入試センター試験が19日、20日に行われました。
19日は地理歴史、公民、国語、外国語、20日は理科、数学が実施されま
した。全国の会場数は693会場で、志願者数は57万6830人と昨年より1.0%
減少しました。このうち卒業見込みの高校生の志願者の割合(現役志願率)
は44.0%、既卒者の割合は18.5%(3年連続増加)でした。
センター試験に参加する大学は703校(国立82校、公立90校、私立531校)
です。体調不良などで受験できなかった人が対象の追試は1月26、27日に
東京と京都の2会場で実施されます。
既卒生が増加したことで私立大の志望動向は「安全志向」が強いようです。
早稲田や慶応、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)、関関同立
(関西、関西学院、同志社、立命館)などは志望者の減少が目立ち、リスク
を避けて難関大から中堅大に流れる傾向らしいです。
今年のセンター試験の不正行為は、19日の東京都1人、20日の宮城県と東京都、
三重県の各1人でした。その内容は
理科の試験で、スマートフォンを使い用語検索
理科の試験で、スマートフォンの電卓機能を使用
国語の試験で、定規を使用
数学の試験で、「解答やめ」の指示後にマークシートに記入
この中で国語の文を読むのに定規をあてて読んでいたのが不正となったケー
スはちょっと同情しますね(苦笑)。ただ、明確に「禁止」になっているの
でしかたありません。
いずれの受験者も全科目の成績が無効となったようです(泣)。
不正行為の数は、06年度以降で最多となった17年度の12人と比べ、大幅に減
少したそうです。
大学入試センターから今回の平均点(中間発表)が出ていました。
教科の点数調整は今回は無いようでした。