昨日、昔指導していた生徒から連絡があり、国家資格の試験に合格し、
就職も決まったということでした。
中学生の時、教え始めたときは平均点までも遠いような成績でしたが
結果、中3の秋には北辰テストの偏差値が60台の半ば過ぎまで達して
見事志望校に合格した生徒です。
こうした知らせを受けたとき、そういえばあの時こんな事を、とか
学校で〇〇〇があって、とか色々話した記憶が蘇ってきて、むしろ
恥ずかしいこと言ってたな、と顔を赤くする始末なのですが、生徒
もそれを記憶していて、「先生、やっぱ言った通りでしたよ。」と
覚えていてくれたことなどがとても嬉しく感じました。
なんだかんだで長電話になってしまい、お互い苦笑いで会話を終え
たのですが、こういう報告があると、わたしたち家庭教師にとって
の「やりがい」を感じることができます。
今後もこういうことが多くあるといいなあ、と思いながら年度末を
迎えています。
今から15年以上前に指導していた兄弟の話。
兄は公立の志望校には届かず、地元の私立高校へ。
その後、頑張って地元の歯科大へ進学し、今は一人前の歯科医に。
弟は公立のトップ校に合格するも、都合によりその高校を自主退学。
その後、高卒認定試験(旧・大検)に合格し、兄と同じ歯科大へ。
しかし、そのまま歯科医にはならずに医大へ編入。
最終的には医師(眼科医)になる。
この事からも志望校合格は将来を保証しないし、影響を与えているか
どうかも疑わしいという事がよく分かります。
では家庭教師は何を指導するのか?
結果の如何に問わず、「最後まで諦めさせないこと」。
これ以外に思い浮かびません。
途中の「区切り」に一喜一憂せずに、本当の目標に向けて応援して
あげれる存在でいたいものですね。
ちなみに私の虫歯、生徒宅でタダで治してもらった事はココだけの話
です。